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亀塚練馬 聖籠町

2008.01.26 撮影 STAFF fuji

「亀塚練馬」のいわれ
享保4年(1719年)集落で最も崇敬を集めていた神明社が焼失、当時火災が相次いでいた事から、厄払い、無病息災、五穀豊穣を祈る為に始められ たと伝えられている。稲藁で作る大きな〆縄(練馬)を集落内の数え19歳の男性が肩に担ぎ集落内を練り歩き諏訪神社に奉納する。 練馬は奉納する迄決して地に落としては為らない、万一落とすと、担ぎ手は海に一晩中浸けられ、練馬は再び集落総出で作り直し、数え18歳の男性が担いで奉 納するのだと言う 現在は担ぎ手不足の為19歳と厄年の男性が担ぐ(*19歳のは集落の成人式(昔の元服式)の意味を持ち、本厄年は厄払いの意味が有る) 今迄には落とした記録は無い(聖篭町観光課資料より) 平成20年1月26日(土)の様子をご紹介します。 午前8時頃から集落の男性達は公会堂に集まり皆さん其々の作業が始まる,小さな藁の束が見る見る太くなり1本約100キロのしめ縄の本体が3本完成する。 別室では達筆な人々が格言等を長紙に次々と書いて「練馬の旗」が出来て行く。其の隣では女性達が豚汁、おにぎり、等を作り、美味しい匂いが漂ってくる。外 では青竹を組み「歳の神」の準備に余念が無い、やがてテントが張られ住民が正月用品を持ち三々五々集まる12時頃には点火され ポンポンと勢い良く燃え始 める、テントでは、おしる粉、豚汁が振舞われている。子供達の元気な声と青竹のはねる音、スルメを焼く匂い、遅い正月があった。(子供等の笑顔が良く挨拶 がしっかりしている、これは毎日会館で大勢の子供達が保護者の見守る中で礼儀正しく楽しんでいるからかなと高崎会長談) お昼を終えた男衆は其々を一つにまとめる見事な作業が見れるこの頃になると沢山のカメラマンが入ってくる其々のアングルで撮影してる。 やがて左右に二つのル−プ(耳と呼ぶ)が出来完成する。総重量約300キロとの事やがて御幣がさされお神酒が注がれ完成する。隣の部屋では太鼓の音がする ので覗いて見ると19歳の若者達が着物姿に鉢巻、顔に墨を塗りで準備中、やがて全てが完成し神事が始まる。若者は草鞋、〆縄を腰に巻き会館を「太鼓」と 「悪魔祓い」持ち(細かい藁)、「練馬の旗」に先導されて集落を回る沿道には沢山の住民が見守る「練馬の旗」を戴いていた、玄関に飾り魔除けにするそう な。 拍手や「もういっぽんなれや!」「もういっぽんなれや!」の掛け声、囃したてる。中には雪を掛ける人等笑い声が聞こえる時には勢い良く押し上げて落としそ うなヒヤッとする場面も有った。隈なく集落を回り神社に無事奉納された。今年で289年の歴史が有るが正確な文献は無いそうだ古来から口伝で伝承された大 切な文化財と認識する。



 


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