平瀬(びょうぜ)鍾馗まつり 東蒲原郡鹿瀬町 2004.02.11撮影
深雪の中にも春に息吹がきこえてくると、奥阿賀の村々では四百年の伝統をもつ鍾馗祭が始まります。
 日出谷駅に下車、阿賀野川にかかる平瀬大橋をわたると鍾馗さまを祭る平瀬集落です。
祭りの朝、近郷近在の人々がネガイワラを持って集まると、若者と年寄りが汗を流して
ワラ人形の鍾馗さまを作りあげていきます。 お坊さんが入魂のお経をあげ、カン、カンと先ぶれの鉦が
村中に鳴り響くと、2.5メートルにも及ぶ鍾馗さまはヨーイヨイのかけ声とともにかつぎあげられ、
お堂に納められます。
 平瀬から越戸峠をめざして山道を登ると、夏渡戸集落の村境に、古い形態を残すといわれる珍しい
男女一対の鍾馗さまがあります。小ぶりでかわいらしく、かつては村境の杉の立木に祭られていましたが、
今はお堂に納まっています。
 厳しい自然、風土から伝えられてきた村人の身近な鍾馗信仰は、集落の迎春の行事として
今も脈々と受け継がれています。
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